Free As The Windから3曲目。9分近くの大曲。

前の曲から9日も経ってしまいました。この曲、通常の2曲分くらいの内容があります。

テーマがあって、ピアノ、ギター、サックスのアドリブ回し、またテーマ、エンディングという構成は普通なんですが、1周が長いです。それと、またオケがふんだんに使われています。

オケを正確にコピーすることは困難なので、聴こえたのを効率よく再現するための音作りになってしまうのだけど、管の類がブラスで2セット。その他トランペット、ホーン、サックスセクションと思しき音を出しているので、それなりに増えてしまいました。

メロディのサックスは例によって、ギターのユニゾンで補強されています。

作曲としては、やはりジョー・サンプル節なんだけど、Bメロの2小節目(No.23)が特徴的な響きをしており、ここがグッとしてしまいます。

アドリブ回しも、漫然とやっていると、9分を聴かせられません。それぞれに特徴を持っており、飽きさせません。

エレピソロのバックではラテンパーカッションが色を添えます。微かに入っている和音は何でしょう。僕はホーンの音で作っちゃいましたが、違う気もします。ギターのボリューム奏法かも。

途中、ギターのフィードバックを利用したような部分がありますが、打ち込みで代用。

ギターソロのバックは、ちょっとコード進行が違います。そして要所でキメ小節(No.136、144)があり、盛り上げていきます。

サックスソロのバックでは、エレピが結構きわどいコードを鳴らして遊んでます。

テーマの後はサビのリフを執拗に繰り返しますが、途中でギターがユニゾンをやめ、ちょっとアドリブっぽく弾いてラストのリフに移行します。

このアルバムのハイライトと言ってもいい大曲ですね。