Steely Dan3曲目は1975年のアルバムKaty Liedより

歌詞の中にKatyが出て来ることから、この曲がアルバムタイトルソングだと分かります。Riki Don’t Lose That Numberなどと同様のピアノ中心の曲調です。

というか、ギターはほとんど活躍しません。たぶんAメロでボリューム奏法的にボヤーっとコードが流れているのがギターだと思います。

エレピも入っていますが、どの部分か実はあまりはっきりしません。たぶんサビには入っていると思うのでそうしていますが、全編弾いていて、ミキシングで加減しているのかも知れません。

Aメロは8小節x3回、同じようなメロディが続きますが、なんと3回ともコード付けが違います。特に3回目は哀愁を帯びていて、なんか素敵です。

そしてサビは、なんと美しいハモリでしょう。
普通に3度にハモってるだけなのですけど、何でこんなにきれいなんだろうなぁ。

コピーしてみてびっくりするのは、使っているコードはAjaやGauchoの頃の複雑怪奇なテンションコードなどではなく、ごくありきたりなものだという事。転調の使い方とコード進行の妙なのでしょうね。

イントロやエンディングに使われているのはConF GonCなどベースに5度上のコードを鳴らす分数コード。仮にベースをルートとしてとらえるとMaj7/9と解釈できそうです。他にはフュージョンでよく出て来るDonE(1つ下のコードを鳴らす)がありますが、こっちはm7/9/11と解釈できるんだけどマイナー3rdの匂いはないのでsus4/7/9なんですかね。これ、よく使ってる割には深く考えたことなかった。