Final Fantasy 11 OnlineのBGM第二弾です。前回に引き続きプロマシアの呪縛からです。

 

・The Celestial Capital – Al’Taieu

FF11をやっていない方にはなんと読むか分からないと思います。アル・タユと読みます。ラスボス戦の前のイベントムービーで、天空にあることが分かるのですが、巨大なエイとイカと金魚と上空にはクラゲがいて、通称は「海」。でも空には雲は無く、六角形のピンクのモザイクで覆われています。1万年前に滅びた古代文明の跡という設定。

このアル・タユに到達するには長い長いプロマシアミッションのボス戦をいくつもクリアしなければいけなかったので、アル・タユにいけるというだけで自慢できるという憧れの地でありました。2つ前にある「畏れよ、我を」という3連続バトルが超が付くほど高難易度だったからなんですけどね。

アル・タユの説明はFF11用語辞典を見てください。

さて音楽のほうですが、11th系のコードを使い、電子的な音色で神秘的な雰囲気を表現しています。ドラムはなく、マラカスのような音が機械的にずっと入っていて無機質な感じを出しています。時々お寺の梵鐘を思わせる音が効果的に入るのですが、なかなかうまく出来ません。

この曲は7分以上あり、ゲームBGMとしては長いほうだと思うのですが、同じメロディでもバリエーションがあったり、最後のほうではストリングスが入ってきて盛り上がります。

アル・タユというフィールドは昼/夜は無いんですが、時間経過で水面の色が変わったりなかなか不思議な空間です。この曲を聴きながらボーっとしているのも風情があるのですが、下からはエイが、上からは巨大クラゲが襲ってきてなかなかボーっとできないのがなんとも・・・

・A Realm of Emptiness

プロマシアの呪縛のラスボス戦「暁」のBGMなのですが、この曲、通常のサントラCDには収録されていません。なのでゲーム内でイベントムービーを回想できる所(Goblin Footprint)に行ってなんとかキャプチャーして聴いていました。

ゲームプレイ時は敵からはひっきりなしに攻撃され、メテオとか降って来るので音楽を鑑賞している余裕はないですが、「プロマシアの呪縛」のボス戦はいつもTurmoil(Vol.1で紹介しました)だったので、ラスボスに勝ったと思ったら実は第二形態があって、この曲が流れてきた時はとてもびっくりした記憶があります。

曲の前半はティンパニを活かした7拍子。ハイ、プログレしてますね。後半はハープのアルペジオにピアノが力強くリズムを刻みます。

敵の攻撃はいやらしいのですが、足元が透明で宇宙から遥か地上を眺めるようなバトルフィールドはとても綺麗かつ幻想的です。そしてこのラストバトルを終わった後にも世界中を回って後日談エピソードを見ないと報酬がもらえないという念の入れよう。FF11のシナリオはやはりこれが一番だなぁと思いますね。