今期ユーミン11曲目。荒井由実時代、14番目の月 より。

14番目の月からは何曲か録音していますが、なぜかやっていなかった曲。

実は14番目の月で聴く以前から知っていまして・・・

というのも、そもそもこの曲は、当時同じレーベルだったハイ・ファイ・セットのアルバム、Fashionable Lover用に作られた曲。そっちで聴いていました。

発表時期を調べると、Fashionable Loverが1976年6月、14番目の月が同年11月。

僕の中では、「最初に聴いたほうが印象が良い」法則があるようで、ハイ・ファイ・セットの山本潤子さんのハイトーンの印象のほうが強いです。

このアルバム、結婚前の荒井由実、松任谷正隆両氏の全面的なバックアップで出来たようなアルバムで、「冷たい雨」も収録されており、結構聴きごたえがあります。

で、今回の録音ですが・・・
全面打ち込みになってしまいました。

やっぱりね、アコギのアルペジオを粒立ちを揃えてきれいに弾くのはかなり難しいのですよ。ジャカジャカ弾くストラムの場合は、本物のギターのほうに軍配があがりますが、アルペジオは現時点の僕の腕だと打ち込みの方がきれいに仕上がります。

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さて、今期のユーミン祭り、以上で終了となります。「真夏の夜の夢」という最大のヒット曲を含みましたが、それ以外はあまり知られていない曲も多く、結構地味でしたね。僕自身も、昔の曲をやるほうが力が入るというのが正直な話なんですよね。

でも今回の選曲が1995年までなので、ユーミンの45年のキャリアとしてはまだ「前半」なのですよ。

つい先日、4年ぶりのアルバム「深海の街」を出していますし、ドラマとのタイアップシングルも出ているし、テレビ出演を多数してプロモーションに力を入れているなぁという印象。

彼女くらいの大御所になってしまうと、過去の資産だけで充分に食っていけるのでしょうけど、一般にヒット曲として紹介されるのは1994、1995年の春よ来い、Dear Friendあたりが最後なのです。

若いアーティストからどんなにリスペクトされようと、20年以上前の曲ばかり絶賛されてもねぇ、やっぱりもう一花咲かせたい、と思うのではないでしょうかね。