今期ユーミン7曲目。1995年のアルバム、KATHMANDUより。

前作収録の「春よ来い」が、今のところシングルで最後のミリオンヒット、アルバムではこれ以降もミリオンとなっているので、これ以降のユーミンはヒットチャートに名を連ねるというよりも、アルバム中心のアーティストということになります。

このアルバムの曲で有名なのは輪舞曲(ロンド)または映画の主題歌になったMidnight Scarecrowなのかなと思いますが、今回の曲のほうに惹かれました。

Wikipediaの解説にもあるように、バートバカラック風なんですね。歌本体のメロディなどはバカラック風には感じないのですが、イントロのモチーフがもろにバカラック。

そもそもWalk on byという曲がありまして、バカラック作曲、ディオンヌ・ワーウィックの代表曲だそうです。1964年のヒットということで、さすがに僕のリアルタイムの記憶はありません。ラジオで聴いた記憶があるのは1967年のI Say a Little Prayer(小さな願い)と1968年のI’ll Never Fall in Love Again(恋よ、さようなら)。

まぁいいや。

Walk on byは昔の恋人に「街で出会ってもそのまま歩いて通り過ぎていってくれ」と呼び掛けている歌なんですが、Walk-on だと、映画や舞台の「通行人の端役」という意味があるそうです。

歌詞の内容に「エキストラ」とかに例えているフレーズがあるので、そういう意味合いなのか、あるいはWalk onは「○○の上を歩く」ということなので、「walk on byという曲の上を歩く」みたいなニュアンスなのかな、と思ってしまうのは考えすぎか。

イントロが長いです。歌いだすまで45秒もあります。そんなにバカラック風を聴かせたかったのかな。

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ということで、アルバム順に7曲やってきましたが、少し以前の曲からも選んでみようかと思っています。