Abacab B面、残り2曲あるのだが、どうにもやる気が起きなくて。趣向を変えて、Old Genesisでやり残している曲から選んでみました。

あぁ、昔の曲(といってもガブリエルさん脱退後だけど)いいな、と思う。

RipplesはA Trick of the TailのB面2曲目。この曲だけやっていませんでした。どうしてでしょう。A面2曲目のEntangledとイメージが重なっているように感じたのかも知れません。実際やってみると全く違うんですが。

実は8分超えの大作です。前半は歌2番。後半はプログレらしいインストルメンタルと最後に大サビ/リフレインです。

前半の歌はギター、ハープシコード、ピアノのアンサンブル。これが実に美しい。例によって12弦ギターを使っていると思われますが、6弦で弾いても、ハープシコードのきらびやかさで特に遜色は無いように感じます。

ギターですが、3小節目以降にF#の持続音があり、これの鳴り方から、1弦が開放で鳴っていると思わざるを得なかったので、2フレットカポと判断して弾いてます。1弦を開放して、2-4弦は9フレット辺りをさまよいます。

こちゃこちゃした部分を抜けて気持ちリタルダンドしてサビへ。

このサビで思い切り生ギターをかき鳴らすのが快感ですな。
1回目はリズム隊なし、2回目はドラム、ベースありです。

後半、延々とインストが続きます。単純なコードながら、ピアノは高速アルペジオ。ここにハケットさんの得意技な音色=頭のつぶれたディストーションギターと、似たような音色のシンセリードが絡み合います。

ラストはまた歌サビの繰り返しですが、ピアノは協奏曲っぽくコードをオクターブで上下させながらラストを盛り上げます。ギターはゆったりと白玉を弾きつづけてます。

間を埋めてるのがオルガンのような、ストリングスのような音なんですが、考えてみればこの音色、以前から使っていたような。「そして3人が残った」以降はあまり聴かれなくなるんですが。

しかし、キーボード優勢な音ですよね。ライブで1人で再現するのは至難の業だと思うのですが。でもそれっぽくやってますよね。

もう1曲ぐらい古いのやってみるかな。