A Trick of the Tailの2曲目。邦題は「からまり」

静かな曲調は聴き始めた当初、B面2曲目のRipplesとよく混同してました。この曲、ドラムが入っていません。

12弦ギター2本? いや、3本使っているんじゃ? よくわからないけど、エレピ的な音も聴こえます。いずれにしても単純なコードをジャカジャカ弾くような曲ではなく、12弦ギター特有のオクターブの響きが生かされたサウンドです。

この手の音は正確に音を採るのは無理です。適当に構成しているので、たぶん音の振り分け方とか間違いも多々あるような気がしますが、ご勘弁。

それでもサビの部分はジャカジャカ弾いて、力強くコーラス出してます。

歌の2番はストリングスのフェードイン・アウトがスリリングです。

歌の後、エンディング前のブリッジ部分はここで初めて出てくるフレーズで、こういうのがなんかオシャレなんだなぁ。

さて、エンディングはそれまで珍しく控えめだったトニーさんが前に出てくる部分です。ソロを取っている音色はオクターブになっていて、ちょっと怪奇的な印象のあるビブラートがかかっている音色です。

単純じゃなくうねりのあるビブラートです。この音を聴くと、あぁジェネシスだなって思うのですよ。音色作りにはきっと時間を掛けてますね。

エンディングの後半にはシンセの低音が入り、さらに、メロトロンで出していると思われるコーラスがやはりジェネシスの音を出しています。前作のSilent Sorrow in Empty Boatsで聴かれたコーラスの音。

アルバムを繰り返し聴いていた経験のせいか、この曲が終わると、次の曲 Squonk の冒頭が鳴り始める気がしてしまいます。僕の場合、条件反射になっちゃってますね。