今期Steely Dan 6曲目。アルバムCan’t Buy A Thrillより。

ファーストアルバムからは初です。この曲はDo It Againに続く2枚目のシングル。G-A-G-Aと続くシンプルなコード進行が主ですが、Aメロ部分だけ字余りな歌詞が乗り、ちょっとメロディアスな感じになっています。

特に変わった楽器は使っていませんが、ギターが都合4テイク入っています。左チャンネルでの地味なバッキング、右は歌間のギターのハモリ、そしてソロギター。

そのソロギターですが、バンドメンバーではなく、セッションギタリストのエリオット・ランドールという人が弾いてます。なんかフレージングのリズムが独特で、2016年のGuitar World Magazine誌のベストギターソロ40に選ばれているそうです。

スティーリー・ダンの初期メンバーには、デニー・ダイアスと、後日脱退してドゥービー・ブラザースに参加するジェフ・バクスターと2人もギタリストがいるのですが、なぜ他のギタリストを使ったのか、しかもファーストアルバムで。

英語版Wikipediaをざっと読んだところに拠れば、以前からフェイゲン、ベッカーの知り合いで、その後スティーリー・ダンのメンバーに誘われてもいるそうなのだが、断ったとのこと。彼のプレイはKaty LiedとRoyal Scamでも聴けるそうです。

サビ部分は、分厚いコーラスです。都合2×3回歌っているのですが、コピーしてみると、yearsとtearsと歌っている所、真ん中のパートが時々半音上だったりそうでなかったりします。なんか不定期なので、気分で変えてる感じ。どちらでも間違っているハモリではないのですが、なんとなくニュアンスが変わりますね。