今期、夏のユーミン7曲目。1985年のアルバム、DA・DI・DAより。

DA・DI・DAからはこれまでに、「もう愛は始まらない」と「メトロポリスの片隅で」をやっています。以前このアルバムから選曲にて、今回の曲も候補に挙がっていたのですが、見送っていました。

イントロが2拍目からなので、例によって、初めて聴くと、小節の頭がずれて認識して混乱してしまいます。こういうアレンジ好きなのかな?

潮風にちぎれてが電子楽器を使わないアレンジだったのに対し、この時期の曲は積極的に電子楽器を使っています。音を採ることより、音色づくりに時間がかかります。この曲のベースになる音は、左右に振り分けたFM Piano。サビ部分の唸るような低音はモノシンセを使い、その他いろいろ使っていますが、完全再現は難しいですね。

ドラムがかなり大きくミキシングされているし、ベースもスラップバチバチで、時代を感じます。

時々入るアクセント的なパーカッションは花火の弾ける音をイメージしてるのかな。

ギターはワウを効かせてオクターブで鳴らしてるのと、ユーミンではよく使われるブリッジミュートの音色。ソロに関しては通常のリードギターとオクターバーを通したのと2回出てきます。

そのオクターバーが使われている間奏なんですが、16小節のうち、7-8小節目と15-16小節目、ベースが半音上がります。メジャーセブンスからハーフデミニッシュの響きに展開しようとしているのかなと思うのですが、なんかベース以外のハーモニーがしっくりなじみません。2回ともそうなので、ミスではないと思うのですけど。