今期Caravan 5回目は、「Waterloo Lily」B面の12分メドレー。

今回も大作で時間がかかりました。正式なタイトルを書いておきますと・・
The Love in Your Eye/To Catch Me a Brother/Subsultus/Debouchement/Tilbury Kecks
ということらしいです、が、やった感覚としては、長い長い1曲という感じ。

The Love in Your Eye
オーケストラと静かなイントロから入るバラード。キャラバンって、オーケストラが欠かせないバンドで、1974年のライブアルバムもオーケストラとの共演です。間奏ではオーボエが切なく奏で、なかなか聴かせます。曲の最後にワウを効かせたギターが入り次の曲へ。

To Catch Me a Brother
6/8拍子のこの曲はフルートのソロ。フルートはパイ・ヘイスティングスの弟のジミー。フルートという楽器は強く吹くとオクターブ跳ね上がるのが特徴ですが、打ち込みでの再現が難しい楽器だと思います。ギターと同様ですね。
ブラスが入る部分は5/8拍子が挟まります。

Subsultus
辞書で引くと、病的なひきつり、ということなんですが、ギターソロ+エレピソロ。
とても長いです。Em7,F△7(b5)の2コードで延々引っ張ります。
ギターソロはロータリースピーカーを通し、中近東的スケールで頑張ります。
エレピソロはフェイザーを掛けて縦横無尽に。このアルバムしか参加していないキーボーディストですが、基本的にエレピ弾きらしく、とてもジャージー。ギターはワウをかけてバッキング。

Debouchement
長いソロが終わり、静かになるブリッジ的位置づけか。

Tilbury Kecks
ワウをかけたギターのリフ。keckってゲェって吐くという意味らしい。だからワウの音なんでしょう。基本的にギター無双なんですが、エレピのバッキングあってこそという感じがします。このごちゃごちゃした感じはこの時代の音なんだろうな。
しかしこの人、この曲では素直なギターの音出しませんね。