関ジャムJ-POP BEST 今回で最後にします、20曲目。13位、中島美嘉の「雪の華(2003年)」です。

中島美嘉さんは作詞はされるようですが、作曲はしないので、シンガーソングライターではなく、歌手、そして女優という位置づけです。

ピアノにオーケストラをつけるというのがJ-POPバラードの典型と言えるのではないかと思いますが、少しだけどオルガンとアコギも聴こえます。変化をつけるためでしょうね。

オケと言ってもストリングスだけのケースとホーンが付くケースとがありますが、この曲はホーンが付いています。ちょっと凝ってます。

そもそもテンションコードたっぷりで、こういうのやはりコードの把握が難しいのでコピーに時間がかかりますね。

1990年代以降のポップスはDAW主体で録音されていると思われ、テンポが一定の場合が多いです。この曲も大部分は72bpmで出来ているのですが、オープニングのオルゴールや、終盤からの展開はテンポがフリーハンドです。

こういうの、どうやってレコーディングしているのかな。宅録と同様、部分部分で録って、後から構成していくんでしょうかね。テンポフリーになった最後の最後にシンバルと弦が入ってますし、どうなんだろ。

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ということで、2期に分けて2000年以降のJ-POPを20曲やってみました。今年のこの企画以前にも、3位のMISIA-Everything、16位のキリンジ-エイリアンズをやっていますので、BEST 50から22曲やっていることになります。

このランキング、2000年以降という縛りがあるため、J-POPのBESTと言えるのに選に漏れている曲があります。なんでも1998年が当たり年らしく、わずか2年遡るだけで何曲か入れ替わりがありそうなんですね。

そのあたり、調べてみるのも一興かもしれません。

また、今回触れたアーティストの他の曲を深掘りしてみるのも今後ありかなぁ、などと考えたりするのでした。