今期Herbie Hancock5曲目。1978年のアルバムSunlightより。

アルバムSunlightはヴォコーダーを全面的に使ったアルバムで、僕は既に2014年にCome Running to Meを取り上げたのですが、今回の曲も好きなのでやってみました。だいぶかかりましたけど。

次作のFeets, Don’t Fail Me Nowも同様にヴォコーダーを使っていますが、なぜかそちらは好きではないです。何が違うんでしょうね。あまりにもダンスミュージックになってしまったからかな。

このアルバムはまだThrustやMan-Childの延長のサウンドで、ハンコック節のエレピが存分に楽しめます。歌の間の部分の演奏、最高です。

で、とにかくこの曲ではハンコックさん歌ってます。ベテランの歌手がやるタメと引っ張りを多用して謳い上げてますね。サビの部分、分厚いコーラスになっていて、そこを活かしたかったので、Come Running to Meとは違い、今回はボーカロイドを使ってみました。万一、ボーカルレスバージョンの要望があったら、その段階で考えます。

で、ヴォコーダー以外ですが、意外に生楽器なんですよね。たぶんブラスセクションは本物だと思います。あと、効果的に使われてるシタール風の音なんですが、これもシンセじゃなくてエレクトリック・シタールというヤツじゃぁないだろうか? 知らんけど。

曲の前半は歌中心、後半はヴォコーダーを何テイクか重ねたアドリブを延々続けています。今回さすがに間が持たなくて、少し端折りました。

ボーカロイドも使いようなんですが、操作性が悪いのでとにかく時間がかかるのと、しっかりとした低音が出ないが弱点ですね。低音は別音源で補強しています。