関ジャムJ-POP BEST 8回目は24位、サカナクションの新宝島(2015年)です。

週刊少年ジャンプ連載のマンガ「バクマン。」を実写化した映画の主題歌です。この作品のアニメをEテレでやっていたのはなんとなく知ってましたが見てません。

漫画家を目指す少年たちの話ですよね。

このブログではあまり書いていませんが、僕は手塚治虫の漫画は好きで、鉄腕アトムと火の鳥は全部読んでいます。なので、「新宝島」が手塚治虫の戦後間もないころの作品で、日本の漫画史に残る作品というのは知っています。

なんでも、それまでの平板なコマ割りから脱却し、映画のような大胆な構図を持ち込んだ画期的な作品という・・・

だけど読んではいません。まぁいいや。

サカナクションはリーダーの山口一郎さんを中心とするバンドで、打ち込みなんかも駆使し、音響と演出に凝りまくったライブを繰り広げるバンド・・というくらいしか知りません。すいません。

イントロと最終部にチャーチオルガン風の音が入ってます。奏でる音は似非東洋風のコード。Aメロのバックでは琴みたいな音とカリンバみたいな音が入っていて、そこにギターがリズムを刻みます。

サビはピアノが弾くメロディがサウンドを作っていてそこにコードを乗せていきます。1巡8小節の2つ目のコードにオーギュメントのテンションが入っているのがフックなのかな。4小節目のコードはメジャーセブンスなんだけど、ベースがなぜかMaj7thを弾いていて気持ち悪い。8小節目はMaj7→ルートに解決しているので納得なんだけどなんで4小節目はMaj7のままなんだろうな。

間奏のギターはパンクみたいなノリで、勢い余ってシャープしているような弾きっぷりです。こういうの僕は初めてかも。

サビを2倍繰り返し、その流れでオルガンがイントロのコードを弾いて押し流していき、圧巻のエンディング。この盛り上げは結構凄いですね。