Genesis 1972年のアルバム Foxtrotより。

Time Tableは普通に考えれば時間割ですが、歌詞の内容的に、これは時を経た古いテーブルのことらしい。中世の王侯貴族を題材にしたジェネシスの典型的な世界かも。

鍵盤楽器はピアノ中心、後半にちょっとだけメロトロンが登場してます。ストリングス以外にもフルート、ブラスの音が使われています。チューブラベルも登場しますが、これは本物なのかな? 同じアルバムのSupper’s Readyの最終部にも出てきますし。

曲に色々な色彩を加えているのは、意外なことにギターです。いや、ギターの音色自体はコーラスの効いたクリーンとディストーションの2種類しかないのですが、ちょこちょこと曲を通じてなにやら弾いてるのが、なんか、きらびやかなんですよね。

サビ(小節No.24～)で、ブラスの音色のメロトロンとディストーションギターがぶつかっているのですが、これが何とも言えない雰囲気を出しています。

もう1つの特徴が間奏とエンディングに流れるかん高いピアノ? これってピアノだよね? イマイチ自信がありませんが。

そのピアノ、3連符みたいに聴こえるフレーズがあるんですが、2連にも聴こえるし、どうもエコーのかけ方のような気もするんですが。どうなんでしょう。

このリフは6小節パターンで1音ずつ上がっていきます。

一番頑張っているなぁと思われるのがベースです。この頃のラザフォードさんはアコースティックの12弦ギターのアンサンブル以外はベース専門なので、後年の曲のような足で同じ音をずっと鳴らしてるようなものはありません。めちゃくちゃ凝ったフレーズを弾いてます。

---

ということで、今年のジェネシスはこれにておしまいにします。