今回から2000年以降のFocusをやってみます。

Spotifyと契約し、聴ける音楽が増えました。その成果第1号かな?

Focusといえば、悪魔の呪文(Hocus Pocus)のヒットで知られる1970年代のプログレバンドで、僕もMoving WavesからMother Focusまでの中で色々とコピーしてきました。インストルメンタルのバンドで、僕のGuitar Backing Tracksも好評いただいています。

昨年(2019年)5月に懸案だったEruptionを仕上げ、自分の中では、だいぶやったなぁという想いでいましたが(ハンバーガーコンチェルトは全くやってませんが・・・)、実は2019年初頭にFocus 11なる新作を発表していたのでした。

YESとか往年のバンドが新作を発表すると、一応聴いては見るものの、やはり全盛期に比べるとだいぶ見劣り(聴き劣り)がしてしまい、年月の経つ恐ろしさを感じるのです。

しかし、Focusは違った!!
これ、Focusのアルバムで一番いいんじゃぁないか?

ヤン・アッカーマンこそいないのですが、リーダー(キーボード)のタイス・ファン・レールは健在。そしてオリジナルメンバーのピエール・ファン・デル・リンデン(ドラムス)も頑張っています。

まぁMother Focusの後はずっと聴いていなかったので、一番かどうかは分かりませんが、少なくとも、知ってる中では僕の一番のお気に入りです。

ということで、いきなり最新作をコピーしてみました。以降、どこまで遡ればよいのかな。

---

Focusという名前がついてる曲は、自分たちの自信作と取っても良いのでしょうか?

この曲はギターの速弾きとかは一切ないので弾けるっちゃ弾けるんですが、覚えられないので、到底通しでは弾けません。なんだろうなぁ、この作曲は・・・

何回かリズムチェンジを含んでいます。
最初はミドルテンポの堂々としたいつもの感じ。なのですが、繰り返しに入ったすぐ後にどんどん変化していきます。

特徴的なピアノのアルペジオと共に始まる次のパートは若干速くなり、フルートも加わって軽快なアンサンブルを展開します。

そしてスローテンポになります。ゆったりとしていますが、どんどん上り詰めていく不思議な転調を繰り返します。途中にフルートソロを挟み、またギターに戻り。

と、思ったら、ここからがヤバイ。

自由奔放に上下するメロディになかなかついて行けません。どこまで横道に逸れてるんだ、戻ってこーいと言いたくなりますが、なかなか戻ってきません。

和声が破たん寸前で辛うじて踏みとどまってる感じです。

コード+メロディではなく、ベース、ピアノ、ギターに拠る対位法をやってる感じ。こういうの、今バッハが聴いたらなんて思うんだろうか。

終盤はどこかカントリー風になって前のパートに比べると非常にのどかです。

と、思ったら、このパートの最後はキーボードのコード付けがぶっ飛んでました。

最後は速いテンポのパートの繰り返しです。オルガンも加わっていますのでちょっと賑やか。

というわけで、なんか凄かったなぁ。
Guitar Backing Tracksも併せてどうぞ。