インビジブル・タッチ、3回目。

前回、アルバム全曲が3人の共作で本当っぽいと書いたけど、この曲どうなんでしょ。
曲調からすると、フィル・コリンズ作だろうなぁ、と思います。そのままソロアルバムに入っていても全く違和感ないでしょう。

ピアノの音がアルバムDukeでの音色と同じなので、その頃に戻ってるような印象もあります。いずれにしても、フィルお得意の甘いバラードという感じ。

アレンジについていえば、ギターはあまりなくて、キーボード中心。

ピアノはエレクトリックグランドでしょう。他にFM Pianoっぽい音、ストリングスの音、そこを支えるPad的な音、そして間奏に色を添えるギターを模したような音。

計5台のキーボードが入ってるんじゃないかな。これがスーッと出たり引っ込んだりで、そつなくミキシングされています。あるいはどれかとどれかはレイヤー音色で1回で弾いてるのかも知れません。

ドラムに関してはアルバムを通じて色んなリズムパターンを工夫してるのですが、この曲は2小節に1回入るクラベスの音がアクセントです。あと、サビの部分では小節1拍目を休符にするパターンがあって、そこでハッとさせられます。

フィルの作品って推測したけれど、間奏は雰囲気が変わりますので、ここはトニー・バンクスかな。ちょっとだけ明るくなりますよね。One For The Vineの中間部みたいです。