インビジブル・タッチ、とりあえず1曲飛ばします。

前回、かなりの強敵と言っていました。あっさり敬遠しちゃったのでしょうか? いや決してそうではないのですが、Tonight,Tonight,Tonightは後回しにします。いまのところ完成度30%くらいなんです。絶対に完成させますので・・・

インビジブル・タッチは8曲中5曲がシングルA面として発売され、2パート構成のDominoはそれぞれがシングルB面に収録されているので、8曲中6曲がシングルカットされているというオバケアルバムです。

当時、MTVが絶頂期ということもあり、Land of ConfusionをMTVのビデオで覚えている人も多いと思います。当時の米レーガン大統領夫妻と英サッチャー首相そしてメンバー3人が、ちょっとグロいパペット(人形)で登場し、コントを繰り広げていましたね。

では録音メモ

やはりドラムの比重が大きいです。ゲートリバーブが効いたスネアの存在感が凄い。ベースはシンセだと思うのだけど。ドラムと一体化していて、耳が鳴れないと、どう鳴っているのかよくわからないのですが、細かくリズムを刻んでいて曲全体のサウンドを作っているのはこのベースだということが分かります。

キーボードはおそらくABACABの頃から使ってるポリシンセ系のヤツなんですが、キーボードだけを聴くと非常にシンプルなんですよね。でもベース、ギターと総体でとらえると、かなり複雑な響きを作っています。クレジットを見ると、アルバム全曲が3人の共作になってます。元ネタはだれがってことはあるでしょうが、名目だけということはなく、本当に共作なのでしょう。

前回も言いましたが、ギターは割と簡単なのにとても効果的。Dukeの頃はどことなくスティーブ・ハケットっぽく弾いてるような気がしなくもなかったのですが、このアルバムでは完全にマイク・ラザフォード色になっています。

中間部の間奏みたいになっている部分、ギター単独だとなんじゃこりゃってフレーズなんだけど、キーボードとのアンサンブルがとても計算されてる感じがするのですよ。

やはりこの曲、MTVの印象が強いので、バックコーラスが聴こえると思わず体を傾け揺らしながら「オ・オーオ」ってなっちゃいますね。