今回のビートルズのラスト「愛こそはすべて」

世界中継の特番アワ・ワールドのために作られたそうですが、アニメ映画「イエローサブマリン」で敵と戦うクライマックスで使われていることもあり、アルバム「イエローサブマリン」にも収録されているというおめでたい曲です。

アワ・ワールド? う～ん、憶えているような、いないような・・・

なんか、その当時のニュースで見たような気もします。でも、たぶんずっと後で見た資料映像で補完されていて、見た気になっているだけかも知れません。

サウンドの中心はハープシコードで、これが全体を貫いています。あと、ドラムのサイドスティックのカチカチも印象に残ります。

ベースはアコースティックのベースなのかな? 珍しいです。

オーケストラですが、ストリングスとお得意のチェロ、ホーンとサックス群? この曲はAll You Need Is Loveとジョンが歌う合いの手のようにホンワカ入ってる管が好きですね。

唯一ロックを感じるのが間奏のギターです。短いけど、一節入魂というくらい気合の入った演奏だと思います。これ、やってみると間合いが難しいのですよ。

ピアノ、オープニングと終盤の一瞬しか聴き取れないのだけど、他にも弾いているのでしょうか?

この曲には、たくさんの名曲のフレーズで彩られていることが知られていますね。僕、フランスの国歌とグリーンスリーブス、この曲で覚えたんじゃないかな。

ただ、グリーンスリーブスは短調の曲で、密かにオブリガードになっているので、All You Need Is Loveを聴いて覚えたというより、一般の曲としてグリーンスリーブスを知った後でAll You Need Is Loveを聴いて、あ、こんなところに隠れていたんだ・・と改めて発見したという感じだったかも。

イン・ザ・ムードのメロディは続けて2回聴こえますが、2回目って微妙にテンポがずれているんですよね。まぁ当時のミキシングというか、ミキシング用テープ編集の時間精度の問題なのかも知れませんが、このずれたテンポで聴きなじんでしまったので、ずれてないとおかしく感じるのです。不思議なもんだ。

さて、巷にあふれる資料に拠れば、引用されている曲にイエスタデイも含まれているそうだけど、未だにどこにあるのか分かりません。

終盤でYesterdayと歌っているような箇所が1か所、あるにはありますが、Gの一本調子で一瞬呟いているだけなので、イエスタデイのメロディは認められないし。

ミキシングが違うバージョンではどこかに聴こえるのでしょうか?