10cc 4枚目のアルバムHow Dare You(びっくり電話)より。A面2曲目

How Dare Youの1曲目はアルバムタイトル曲のインスト。2曲目Lazy Waysにはクロスフェードでつながっています。メドレーと言えなくもないですが、単体でも問題ないと思って、今回は1曲目はやっていません。

作曲はクレーム/スチュワート。こういう組み合わせもあるんですね。甘いのと辛いのを同時に食べられておいしいのです。

冒頭、ピアノと生ギターですが、背後にベルのような音。トライアングルにも聴こえます。多分ちっちゃいシンバル見たいなヤツ。これがいい感じに入ってます。

手持ちにいい音源がなくてあまり雰囲気が出てません・・

例によってギズモらしき音も入ってます。今回のはストリングスで代用しづらくて、これもあまり雰囲気が出てません・・

コード進行に関して

最初F#7-Bのリフで入ります。珍しい調で始まるなと思ったら、歌前にいきなりEからB♭に進行。いったい何だ? まぁこの辺りがロル・クレーム調なんですが。

そして、続く歌の部分は調がCになってますが、ドミナントのG7から入ります。これ結構珍しくありませんか? この曲が印象に残ったのはこのせいかも知れません。

小節No.49からのメロディ、初回は4小節ですが、2回目では、5小節目からA♭に転調します。ここの展開も凄い。

No.95からのリフ、D-Gと普通に4回繰り返し、さらにまた4回繰り返すのですが、後半の方はD-G-FとFのオマケがついてます。こういうのが心憎い。

エンディングは登場楽器総動員で盛り上げた後、冒頭と同様の転調でBに進行して終わります。