久々のカンタベリー。ナショナルヘルスの1枚目からは初です。

Borogovesってのは不思議の国のアリスに登場する架空の鳥です。森で道に迷ったアリスにチシャ猫が意味不明の詩(ジャバウォッキー)を読み上げるのですが、その中で
「All mimsy were the borogoves」って言っているんだそうです。
ググれば画像も見つかりますが、あ～、どこかで見たことありますね。

そういう音楽なの?

そういえば、この曲はPart Twoが先にあって、その後にPart Oneなんですよね。Part TwoはExcerpt fromがついてるから本当はもっと長いんでしょう。ライブで延々とやってたのかな?

さてさて、
のっけからカンタベリーのジャージャーっていうオルガン満開です。

ムーグもピアノもエレピも入っていて、あぁ、この時代ダブルキーボードですね。

フィル・ミラーのプープーとしたギターの後はアマンダさんのオシャレなボイスが・・・う～ん、なんの脈絡のない展開です。

サックスが入ってから、同じフレーズですが、バックのピアノが全く違う弾き方をします。1回目はメロウに2回目はそれをぶち壊すように不協和音でガンガンと。

決してフリーに演奏しているんじゃないけど、予想できない展開が続きます。

小節No.82の上下するキーボードの音がとても印象的。

本当に何を書いてよいやらわからんのですが、こういう音楽がちゃんと発売できた当時のイギリスの音楽情勢ってのが凄いですね。今の日本じゃ考えられません。

No.103からは終盤に向かってどんどん盛り上がっていきます。
No.122のギターで最高潮になるんですが、ここの音は演っていてとてもテンションが上がります。

で、なんか訳わかんないうちに終わっていますが、不思議と爽快感があって最後に謎を残して終わります。