今期ユーミン第6回目は前回と同じ「Wings of Winter, Shades of Summer」より、「雪月花」

やるかどうか迷いましたが、リクエストもあったことだし、やる事にしました。この曲はシングルカットもされています。

ゆっくりと謳い上げるバラードです。全面に流れているのは珍しくハープです。エレピもなっていますが、ハープと同時に鳴ると一体化してよくわからなくなります。

サビにはアコギも微かに聴こえますが、ここまで似たような音を並べてるので聴き分けは苦労しますね。

ベース音からもわかるようにAメロはドレミファソラシドと上がっていくパターン。これに対してサビが凝ってまして、特に4小節目(小節No.28や45)にはとても複雑な展開がありまして、ここの解析だけで制作時間の1/3は使ってしまったような・・・

クレジットから、ストリングスはおそらく本物と思われます。これも大活躍してますが、同じパターンの繰り返しはなくて、次第にもりあがるようなアレンジになってるようです。

打楽器はドラムとまでは行かない程度に入ってますが、スレイベル(そりの鈴=ジングルベル)が使われているのが特徴的。一般的にはクリスマスシーズンの音なのでしょうが、A Happy New Yearにも使われていましたから、クリスマスに限らず、雪景色って事でしょう。

そしてエンディング、なんかとっても凝ってるんですが、こういう所を作り込むのはユーミンの方なのか、旦那の方なのか。

DTM的な制作部分ですが、打ち込みもあるでしょうが、鍵盤を弾いてる部分も結構あるんだろうなと思います。例えば小節No.12と20は同じコードのはずなんですが、No.12はディミニッシュの音が入っています。弾き間違いなのかも知れませんが、おかしくはないのでOKになっているのかも。