今期ユーミン3曲目、1984年末のアルバムNO SIDEより。

それまで年2作ペースだったのが、この頃から年1作となり、以降11月末か12月初旬発売の年が何年か続きます。年末に僕がユーミンやってるのも、そういう季節みたいな感覚が刷り込まれているのかもしれません。

NO SIDEは今年盛り上がったラグビーの試合終了の意味ですが、アルバムジャケットの金色が目を惹きます。そして以降のトレードマークとなるYMiマーク。1970年代のロックのアーティスティックなアルバムジャケットで一世風靡したヒプノシスですか。すごいですね。

アルバムタイトル曲も捨てがたいのですが、映画「私をスキーに連れてって」の印象もあってこっちを選んでしまいました。「凍ってるね」のテーマです。

マイナーの調で吹雪の猛威を歌っているのかと思いきや、恋人とのスキーを題材にしたラブソングですね。吹雪で2人だけの世界になるようなイメージかな。

曲が作られた年はまだそれほどバブルでもなかったと思いますが、映画は1987年ですからバブル真っ盛り。トレンドをおちょくったような、それとも満喫してるような? ホイチョイの世界観は本当にバブル時代の象徴でした。

アレンジは贅沢で、初期のバンドサウンドと比べると非常に豪華。いろんな音色が使われていますが、歌に入るとスラップのベースを基調にしたリズム。

あれ、これはディスコっぽくないか? 後半のブラスの使い方とかも。
なんというか、そういう所もバブリーなんですな。

でもなんでブリザードの感じがするんでしょう。途中と最後にちょろっと入ってるビブラートとエコーが効いたシンセリード、これが得点高いかな。