松任谷由実 – 私を忘れる頃

今期ユーミン2曲目、1983年末のアルバムVOYAGERより。

選曲でちょっと悩みまして、最初TYPHOONがいいかなと思ったのですが、似たテイストの「私を忘れる頃」のほうがグッと来たのでこっちにしました。

アレンジのルーツとなっているサウンドがどのあたりのものか分かりませんが、リズムがずっと同じように流れていて、ボンゴとコンガがずっと入っています。ベースもずっと同じリズムパターンで弾いてます。なんかハービーハンコックのバタフライ辺りの雰囲気もちょっと感じました。

曲のキーはAなのですが、サビでいつの間にかDになっています。ちょっと違和感を感じるのですが、力業で押してしまっている感じもしますね。

ストリングス、ホーンが入っていますが、控えめです。主役はピアノですが、ちょっとコーラスがかかっているような音色。

ハープが結構な頻度で登場します。ハープの使い方って何かの調で「ドレミファソラシド・・・」を奏でます。このほか、オープニングでキラキラな音が入っていたり、ピアノが時々ハープっぽく鳴ったりしますが、音階はハープのそれとは違います。

ギターは超控えめ。歌のバックではブリッジミュート音で打楽器と一体化しています。

全体はこんなところですが、意表を突くのが間奏。
サックスセクションのような音が半音下からジュワーっとせり上がってくるのがたまりません。全体の雰囲気からしても東南アジアっぽさを感じてしまうのですが、Wikiに拠れば長崎とのことなのですな。

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