フォーカスIIIから、有名なSylviaです。

実はFocusIIIって聴いたのは割と最近なんです。
で、感想は・・・

スタジオライヴっぽいですね。
作りこみの要素が少なくて、バンドがむき出しであるような印象。荒削り。音が実にワイルド。

2枚組で長い曲が多い中、Sylviaは3分半とコンパクト、メロディも親しみやすくコピーして演ってくださいと言わんばかりの曲です。でも音はワイルドな仕上がりです。

オルガンがフルスロットルな感じです。ギターに負けじと力いっぱいアクセル踏み込んでる。でもね、よく聴くと、レスリースピーカーを細かくコントロールして緩急つけてるんです。

ギターは、速すぎず遅すぎず、フレージングは割と簡単なので構えなくても弾けてしまいます。今回、勢いで弾いてしまったので、荒っぽくなって、少々手癖が出てしまいました。なんかね、演歌みたいにこぶしが回ってるんですよ。もう歌謡曲ですねFocusは。

同じようなメロディが続いているようで実はちょっとずつ違う、ってのがFocusの手管なのですが、この曲もそうなっています。メインメロディはFとGとAの三つの調で登場します。移調が実にスムーズなので気が付かないくらいです。

今回ギターをダブルトラックで録音しました。演奏のアラが目立つのでゴマ化すってのもあるんですが、冒頭・中間・エンディングのギターリフがおそらく2台でハモって弾いてるからです。

ここのギターリフは、1-3弦を使い3音コードでカッティングしてるんですが、1台は13-14フレットを使うポジションから始まるコードワーク。もう1台は17-18フレットから始まるコードワークになってます。両方ともコードは同じで

Ｆ　Ｆ　ＦＣ　Ｃ　|Ｇ　Ｇ　ＧＥ♭　Ｅ♭　|Ａ♭　Ａ♭　Ａ♭Ｅ♭　Ｅ♭　|Ｂ♭

正確にはハモるっていうのと少し違うけど、違う転回で幅を広げているんですね。

恒例になりましたギター用バッキングトラックもありますので、お楽しみくださいませ。