関ジャム平成ソングBEST、5回目。2000年のヒット曲。

僕がサザンオールスターズをやるのは初めてです。たぶんJ-POPランキングシリーズじゃなければやらなかったと思います。サザンのCDはKAMAKURAしか買っていません。

以前に自分より年下のアーティストは興味がなかった、みたいなことを書いた気がしますが、その法則からすれば桑田さんは2歳年上なので好んで聴いていてもよさそうなものですが、なぜか興味を持ちませんでした。

いとしのエリーがヒットした時も、ジョージハリソンのIsn’t it a pityみたいだな、で終わっちゃったと思うし、なんなのでしょうね?

さて、このTSUNAMIという曲、サザンオールスターズの中では上位に位置する曲だとは思うのですが、東日本大震災以来、タイトルのせいでタブーとなってしまい、放送も敬遠されてしまっていたようだし、サザン自身もライブ演奏をしていないようです。

で、この曲は何が素晴らしいのかというと、おそらく、J-POPのバラードの要素を典型的に数多く備えているのではないかなぁと思います。

まず、ピアノ1本での歌いだし、ギター、ベース、ストリングス、ホーンと次第に音が厚くなっていきます。コーラスが感情を盛り上げます。

ハーモニーは難解なところはなく、非常にわかりやすいです。

ちょっとおやっ、と思ったのがオルガンでしょうか。ハモンドではなく、昔のグループサウンズみたいなジュージュー言うオルガンなんですよね。これがアクセントになっています。

キターは控えめですが、短い間奏でちょっと頑張ります。その後、リズムがブレイクしますが、ピアノだけかと思いきや、オルガンが入ってます。これはちょっと意外。

終盤はサビの繰り返しですが、ありがちな半音上がる転調はしていません。これはちょっと頑張った、というか、こだわったところじゃないでしょうか。