セルジオ・メンデス6曲目。

今回の曲はブラジルものではなく、1964年に流行った曲のカバーです。まぁセルジオ・メンデスはカバー中心のミュージシャンなので、基本的にハズレな曲がないとも言えるのかも知れません。

彼らの取り上げた曲でビートルズのフールオンザヒルは有名です。僕もビートルズよりもセルジオ・メンデス版のほうを先に聴いていたくらいですから。チョコレートのCMで使われていたんですよね。

さてこの曲、Little Anthony & Imperialsというグループがオリジナルですが、ゾンビーズもカバーしています。いろいろ聴き比べてみると、セルジオ・メンデス版はサビのコード付けがちょっと異なっています。僕にとってはセルジオ・メンデス版で覚えているので、オリジナルや他の人のを聴くとちょっと違和感があったりします。

イントロはサビの部分を先取りしていて、変拍子っぽい感じになっています。それに続いて歌い始めも変な拍から入るようなんですが、トータルではちゃんと4拍子でカウントしても収まるようになってます。これ、セルジオ・メンデス版だけのアレンジで、最初ちょっと戸惑うかも。

タイトルなんですが、go out ofが ～から外へ出る、～から消える、という意味なので、頭から消えるって事かと思いきや、「君に夢中」なんだそうな。このニュアンスは知らないと分からないな。