セルジオ・メンデス2曲目。

この曲は2020年8月にDiana Krallバージョンでやった曲ですが、僕にとってはセルジオ・メンデス版のほうがなじみです。ま、これもオリジナルバージョンではないんですけど。

古い録音だけあって、楽器が極端に左右に振られています。ビートルズと同様、発売当時はモノラルだったのかも。

バート・バカラックの作曲で、何をもってバカラックっぽいと思うのか自分でも分かりませんが、サビのメロディはバカラックの真骨頂とも言える節回しとハーモニーだと思います。そして、短い曲ながら、Aメロに入る手前での転調が2か所あります。

歌2番の部分、1番とは違うアレンジですが、ここでハープが印象的に使われています。ハープってバースの切り替わりでキラキラって鳴るのが典型的な使われ方ですが、こういう風に、普通にコードを奏でているのもいいもんだなと思います。要するに、これ、オーケストラにおけるギターなんだな。

レコードでのラストはフェードアウトで終わるのですが、万博ライブでは「バン」って終わります。今回のはそういう風にしてみました。