関ジャムJ-POP BEST 18曲目。31位、椎名林檎の「罪と罰(2000年)」です。

前に12位のギブスをやりましたが、この曲はなんとギブスと同時発売の曲。票が割れてしまったのだなぁ。まとまっていればもっと上位になったということですね。

ギブスと同様、目一杯ギンギンなギターです。オルガンも相まってうるささMAXですが、それにも負けない林檎さんの巻き舌の声は流石です。男の声だとここまでの迫力は出ないかも知れません。

三連(あるいは12ビートの)リズム。こういうのをロッカバラードっていうのでしょ。ビートルズでいうと、オー・ダーリンのリズムですね。メロディの前半はマイナーコードの一部が半音ずつ下がってくるクリシェというヤツですが、後半のメジャーになってからの盛り上がりがいい感じです。

やってるうちに、どんどんノッテくる中毒性のある曲ですな。

間奏とエンディングのギターですが、流暢な速弾きではなく、血反吐を吐くような攻撃的なソロです。適当にやってるんでしょうか? まぁ勢いを優先する弾き方ですが、改めてレコーディングするとなると勢いがそがれ気味になってしまいます。なかなか難しいもんです。

このうるさい感じ、レスポールタイプでガンガン行くのかと思ったんですが、うるさい中にもシャープさが感じられ、試しにシングルコイルで鳴らしてみると、そっちのほうがマッチしました。

ギターソロはハムバッキングにしちゃったんですが、そっちもシングルの方が良かったかも知れません。こういうサウンドの録り方も試行錯誤です。