Wishbone Ash、Argus 3曲目。

ライブ映えするシャッフルのナンバー。

この曲も途中にテッド・ターナーの見せ場がありますが、ほぼアンディ・パウエルのギターが中心です。

前回にチョーキングしてない部分でも、音に表情があると書きました。この曲でもそういう部分が何か所か見られるんですが、一つ分かったのは、瞬間的にむちゃくちゃビブラートがかかってる、というか、左手を揺らしまくってるんですね(小節No.104あたり)。

まぁ典型的なブルージーな曲って感じですが、終盤にちょっとした仕掛けがあります。

ベースとギター2本がそれぞれ単音でリフを弾いていて、3人でハモっています。で、その上で別のスライドギターが入ってます。1人で2弦弾いてるのかとも思ったのですが、運指的に無理だと思うので各人は単音だと思います。それだけじゃなくてアンサンブル用ベースとは別に普通のベースも入ってます。

ライブではどうやってるのかなと思い、ライブアルバムを注意深く聴いてみたのですが、スタジオ版と同じアンサンブル+ギターソロが聴こえます。ギターソロはスライドではなく、普通に弾いてるようです。

スタジオのスライド部分はオープンチューニングなので、ライブではギターを持ち変えずにそのまま弾いてるんだと思います。

でも、バックでハモってるギターのうち1つは、ライブ盤とはいいながらオーバーダビングしてるんじゃないかなぁ、と勘繰っております。