関ジャムJ-POP BEST 10回目、今期はひとまず最後にしたいと思います。
23位、星野源の恋(2016年)です。

テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングテーマで、出演者が踊り「恋ダンス」として大ヒットした曲です。僕もこのドラマは見てましたが、実際にコピーしてみると、いやすごい曲です。ほんと、マジですごい。

YouTubeで音楽評論チャンネル「みのミュージック」でも絶賛されていて、その動画も改めてチャックしてみて、非常に共感できたという感じです。

この曲、速いです。158bpmあります。で、16ビートのノリです。8ビートだったらそんなに速い感じはしないと思うんですが、エンディングに使われているギターのリフが16ビートになっています。

これ、ドラマを見ている時から「速いなぁ、本当に弾いてるのかな」とは思っていましたが、少なくとも僕には困難でした。

みのミュージックでもWikipediaでも解説されていましたが、モータウンの33回転のレコードを45回転でかけてしまったようなノリなんだそうです。やっぱりね。

ということで、僕はこの曲全面115bpmで弾いています。音のブツ切れ具合もそれっぽいかも。

凄いのはそれだけではありません。

詳しくは書きませんが、コード進行も美しいですし、ツボを押さえたテンションをちゃんと入れています。

リズムも多彩です。Aメロのピアノのパターンが「ジャ・・・・ジャーン、ジャ・ジャジャーン」と始まり、Bメロは指パッチンが似合う「チャッチャカ、チャッチャカ」。サビはストリングスとギターのコンビネーションでノリを作っています。

イントロと間奏に中華風のメロディ、二胡風な音色をあしらっていますが、コードを分析してみるとアルタード(減5度)系を活かした高度なことやってます。

と、いろいろ凄いんですが、一番凄いのは、これらすべてを軽快なポップスとしてまとめていること。要するにサラっとやっているんですね。

う～ん、そのうちに他の曲もやってみようかなと思いました。