Songs In the Key of Life D面2曲目。

これ以上ないシンプルなトラックになりました。

エンディングにほんの少しだけ入っているハーモニカを除けば、あとは全面ハープのみ。

これほどの美しい曲があるでしょうかというくらい美しい曲。ハープ最強。

そのシンプルさ故、打ち込み作業は比較的短時間だったのですが、単純だったという訳ではありません。

画面には表示していませんが、事前にコードワークのコピーをし、曲の分析をしています。そしてコードに沿って打ち込みをしますが、和音の転回があるわけで、最高音、最低音などを確認して入れていきます。基本、ちゃららんと微妙な時間差で和音が奏でられますが、時々緩やかに上昇アルペジオになるので、そこはすべての音を聴きとります。

やって分かったのですが、メジャーセブンスやマイナーナインスコードが、緩やかなアルペジオで実にエモーショナルになること。

一番感動的なのは1巡の終わりのコード。これ、クラシックや映画音楽でも魔法が発動する時なんかに流れるコードですね。これ、狙ってますね。

抑揚ははっきりついています。それと、テンポの緩急がクラシック的。アイコンタクトせずに、ハープ奏者とどうやって呼吸を合わせているのでしょう? ハープの方が合わせているのかな?

次作アルバム「シークレットライフ」のB面1曲目、「Seasons」でもオルゴールっぽい音色でこの曲のメロディらしきものが流れているのですが、お気に入りなのかな?