Songs In the Key of Life 後半戦。C面は多分、これしかやりません。
ご存じIsn’t She Lovely

B面と趣を異にして、C面は長い曲が3曲。なんというか大味な感じであまり好きではありません。Isn’t She Lovelyはイントロ後、16小節で一巡するメロディーをなんと11回繰り返すという曲です。

いや、分かってますよ。これ、ハーモニカソロの曲ですから。

16小節もAメロ4小節+Aメロ4小節+サビ8小節ですが、サビ8小節も2小節異なる展開になるだけで、その後はAメロと同様のコード進行になり、最後にキメがあって一巡。

要するに延々循環する曲なので、セッションには持って来いで、初顔合わせなメンバーが延々遊ぶのに持って来いなのかなぁ、と。

さて、楽器構成。

ドラム、ベース、エレピという基本構成があって、そこにコードで機械的にリズムを刻むバッキング的シンセが乗ります。4小節目と8小節目にはアクセント的に別の音が入っています。単純なようで、毎回なんか違う。他にストリングス風のキーボードが入ります。おそらくGX-1。

エレピなんですが、コードを響かせてる他に低音がランニングベース的に動きます。これ、第二ベースと言ってもいいような位置づけ。結構表情豊かです。

あとはハーモニカ無双。これでもかというくらい吹きまくってますね。

とにかく、11回繰り返しは打ち込みをしていて、気力を消費します。やってもやっても終わらない。かといって、毎回なにやら違う。ドラムも同じようでいて、ちょっとずつ熱を帯びていくんですよね。

スティービー・ワンダーのソロ楽器はハーモニカですが、ハーモニカ抜きの音源、きっと使い道があるのだろうと思い、今回Backing Tracksにしております。セッションの練習にでもお役立てくださいね。