キャプテン・ビヨンド、B面に入ります。

3曲メドレー。タイトルを列挙すると長すぎるので、メドレーって書きました。同じタイトルの2曲に別の曲が挟まれた構成となっています。

A面の5曲に対してB面は8曲。短めの曲がつながっています。関連がある風なタイトルがつけてあったり、後追いで無理やり区切った感もありますね。同時期のプログレの影響でしょう。

6)Thousand Days of Yesterdays(Intro) 昨日はあまりにも遠く(イントロ)
5連のギターアルペジオで静かに始まります。ピアノやビブラフォンの音も聴こえます。ちなみにビブラフォンはドラムのボビー・コールドウェルが弾いている模様。
ずっと5連アルペジオだけど、メロディ1周の最後だけ6+4のリズムになってます。
静かな部分が終わって2曲目かなと思いきや、まだでした。ここのボーカルはどこかリンゴ・スターみたいだなと思ってしまったり・・・

7)Frozen Over 凍結
小節No.40でリズムが変わって2曲目につながります。
前半は淡々と歌いますが、中ごろギターのキメがあって、その後スペース的な雰囲気の展開へ。ギターのエコーが深くなって、サイレンみたいな音も感じるけど、これ、ギターのフィードバックの音かも。
まだリズムが変わってギターを絞り上げるようなサウンドに。2弦と3弦をローフレットから15フレットに向けて一気にスライドアップさせ、15フレットで少しビブラートさせる奏法です。こういうのを聴くと、まだギターは打ち込みでは代替不可な領域があるなと思います。まぁ本当はボーカルもなんだけどね。

8)Thousand Days of Yesterdays(Time Since Come and Gone)
昨日はあまりにも遠く(過ぎさった時)
やや強引に3曲目に突入。1曲目と同じタイトルではありますが、歌詞以外は全くの別曲です。
この曲は7/8拍子で時々8/8になるのですが、特徴的なのはギターコード。
5-7フレットで弾くAコード(いわゆるFコードの押さえ方)で、1弦は7フレットを押さえる9thコード。エンディング以外、すべて9thコードでジャカジャカ弾きまくります。なかなか爽快です。
中盤でギターソロがありますが、甘いトーンで、珍しくフロントピックアップで弾いてみました。
エンディングはギター4台のアンサンブルになってます。なかなか圧巻です。