マジカル・ミステリー・ツアー、A面5曲目

この古い曲を君のお母さんはきっと知ってるはずさ、というポールの曲。

大昔、最初にこの曲を聴いた時に思ったのは、オルガンの間奏の所で2/4拍子が挟まっていて、単純な4/4拍子ではない、という事を幼い心に意識したことですね。今にしてみればかわいいものですけど。

この頃のビートルズサウンドは、惜しげもなくオーケストラとかを使って盛りまくっています。映画のワンシーンにもなっている、カラフルにペイントされている楽器を弾くシーン・・がとても時代を感じさせ、サイケデリック極まれりという感じですが、その中にあってこの曲はとってもシンプル。

オルガンでちょっと味付けをしたくらい・・と書こうとしたのですが・・・

公式コメント確認の意味でライナーノーツを読んでみたら、あれっ、ジョンはオルガン、ジョージはシタールを弾いたって書いてあります。

ん、シタール入ってた??

慌てて再確認してしまいました。ん? どこに入ってる?

最初に確認できたのは曲が終わった余韻の部分で、確かにシタールのギョーーンって響きが聴こえます。これを手掛かりに、前の方を遡って確認していくと、あ～、確かになってますね。

隠し味的な使い方なので、正確にどこで弾いてるのか定かではありません。空耳で多めに採ってしまったかも知れないのですが、入れてみましたよ。

一見シンプルでも、やはりこの時代のサウンドだったのですね。