サージェント・ペッパーズ、B面3曲目。

ポールが交通違反切符を切られた時の婦人警官を題材にした歌だそうですが、ちょいと皮肉を効かせた楽しい曲ですね。

例によって、今回の音作りのメモです。

Strawberry Fields Foreverもそうだったのですが、音の高さが中途半端です。
こういうのが一番コピーに差し支えるのです。音響編集ソフトで微妙にピッチをダウンさせてコピー開始です。

毎度悩ましいアコースティック・ギターですが、試行錯誤の末、AmplitubeにあるRoland Jazz Amp JC-120のシミュレータにしています。それでも最初のフレーズはちょっとMIDI音源で補正しました。

ドラムの音、リンゴのドラムはかなり独特の音で録られてます。スネアとハイハットの高音がほとんど飽和状態な音色で、バスタムが野暮ったくも生々しい感じ。これがこの曲の雰囲気を作ってます。

途中で入る効果音的な高音は、ポールの最近の日本公演を見た人の情報によるとカズーでやっていたという事ですが、言われてみればそんな感じの音です。
ただ、手持ちの音源ではジャストフィットするものが見当たりませんでした。似たような音を少し編集して代用。

ピアノはずっと入っていますが、間奏の所はホンキートンクっぽい音色で別物ですね。
ジョージ・マーチンが弾いているらしいですが、相当に難しそうです。スピードを落として録音してるみたいですね。でないと最後のグリッサンドは無理でしょう。

全般的には楽しいラブソングですが、終盤マイナー調になってアドリブ風に演奏するところは何か参考にしている先達の演奏とか曲があるんでしょうか? うーん、分かりようがないですね。だってビートルズが原点なんだから。

ピアノのグリッサンドでもう１つ。
曲の最後の最後のピアノですが、鳴っている音を素直に見ると、黒鍵だらけですが、そうでない音も鳴っています。

あ！

半音上げると、全部白鍵になります。

インターネットでのいろんな情報では、Dで録音したものを半音上げてE♭マスタリングしているという事ですが、このピアノのグリッサンドは逆に半音下げてますねぇ。
最初に書いた時点で微妙に(半音に満たないぐらい)ピッチを下げてコピーしているのですが・・・

あー、よくわからなくなってきた。