サージェント・ペッパーズも佳境に入ってきました。B面4曲目です。

ジョンお得意の変拍子の曲。
変拍子だけじゃなくて、いろんな動物の鳴き声が入っているのですが、最初にお断りしたとおり、効果音は入れてません。なのでなんとなく変な感じです。

オクターブユニゾンを多用するブラスに切れの良いサイドギターが変拍子を刻みます。フレーズの切れ目のドラムがオーケストラのティンパニみたいな印象でしたけど、ちゃんと聴くと普通にバスドラでした。

Wikipediaに拠れば、ジョンはこの曲を好きではない、ゴミだって言っていたとのこと。まぁサージェント・ペッパーズ内として特に変わった事はやっていないけど(変拍子とブラスは当時としては変わってますか?)、僕にはクズだとは思いません。

普通の演奏なんですが、ビートルズのハーモニーがあるだけで、非凡に思えてしまいます。それだけでカラフルなんです。

特徴があるとすれば、間奏のギター。1曲目を思い出させるような絵にかいたようなエレキの音です。フレージングがインド風なんですよね。Baby You’re a Rich Manと同様の雰囲気があります。ラーガ・ロックっていうのかな?

終盤のリフレインは動物の大行進になっているので、楽器の音が聴き取りにくくてちょっと不明確ですが、なんかドラムが頑張っているように聴こえました。何回か重ねているのかもしれません。