今期ムーディブルース4回目、1969年のアルバム「To Our Children’s Children’s Children」より。

「子供たちの子供たちの子供たちへ」という何ともミステリアスなタイトルのアルバムですが、宇宙旅行がコンセプトだそうです。

このアルバムは彼らが作ったレーベルThresholdの1作目(前アルバムのタイトル、On the Threshold of a Dreamから採った名前)ということで、だいぶ力が入ってます。

ジプシーって昔は普通に使っていたのに、今は差別用語、放送禁止用語に指定されてしまっているようです。定住せずに移動生活をする民族で、さげすまれていたことから差別用語になってしまったようなのですが、僕としてはそんな意識は感じないんですけどね。

で、これが宇宙旅行と何の関係があるのかというと、「奇妙で遠い時間の」という但し書きが付いているので、宇宙をさまようというニュアンスで言いたかったということかな。

シングルカットはされていない曲ですが、シングルカットされたWatching and Waitingより人気の曲だとWikiに解説されています。

ジャスティン・ヘイワード作で、後年のThe Story in Your Eyesにつながるサウンドという感じですね。生ギターが主体ですが、そこに歪んだエレキが絡んできて、彼等っぽい音になっていると思います。

結構な比重を占めているのがフルートなんですが、フルートにしてはずいぶんと音域が低いです。・・・ってbass fluteってクレジットされていました。

で、よくわからないのですが、フルートの音が複数なっているように聴こえるんですよね。これ、メロトロンのフルート音も使っているのかいな? どうなんでしょう?