関ジャムJ-POP BEST 16曲目。8位、YOASOBIの夜に駆ける(2019年)です。

最近のヒット曲で打ち込み作品であろうこの曲をやるのは、ちょっと抵抗があったのですが、モノは試し、やってみました。

この頃、J-POP界隈ではJust The Two Of Usコード進行なるものが流行っているそうです(昔はカノン進行が定番だったっけ)。この曲もその1つだよねぇ、と思いつつやってみると・・・

色々気づくことがあります。

基本はJust The Two Of Us進行っぽいのですが、メロディ進行と共に細かく変化しています。ずっと4コードの連続ではありません。まぁ、それだけだったら飽きるでしょうし。

作曲者Ayaseさんはずっとピアノをやって来た人ということなのですが、あれ? この曲ほとんどがピアノなんじゃない?

DTMということで、そこは色々な音源を使っていそうな先入観があったのですが、ドラム、ベース、ギターとピアノしかないように聴こえます。

しかも、ピアノは2台以上あるような・・・

ピアノの右手側フレーズがほぼオクターブになっています。リアルタイムで弾いてはいないと思うので、こういう事になっているのだと思います。ピアノが2台あると思ったのは、左右で完全に音が分かれている部分があるから。

時にひっくり返ったり、真ん中に寄せたり、結構凝ってますねこれ。

ギターは部分的に2回弾いてる部分がありそう。
弾いてみて思ったのですが、このコード進行を切れの良いカッティングで弾くのは結構難しいです。関ジャムで「カラオケに機材を持ち込んでギター弾いてもらった」と言ってましたが、弾いたの上手い人だな。

打ち込み系はコピペを使って繰り返しを省力化してるので、楽だろうと思っていたのですが、それが感じられるのはドラムとベースの一部だけで、あとはほとんどコピペと思われる部分がありませんでした。Aメロのベースは凝りまくっています。

終盤はお約束で転調します。が、なんという事でしょう。定番の半音上ではなく、1小節の無音の後、なんと半音下に転調し、ほどなく、半音x3つ上に上がります。これ、かなり異常ですよね。

YouTubeに上がっているいくつかのカラオケはガイドメロディが付いていますね。この曲の伴奏は常に忙しく音符が踊っているので、この上でつられずに歌うのは至難の業という気がします。

ikuraさんのレコーディング段階では仮歌メロとか入っていたのかな?