関ジャムJ-POP BEST 12曲目。38位、木村カエラのButterfly(2009年)です。

木村カエラさんはファッションモデルなどで名前が知られていたのだと思いますが、僕がちゃんと認識したのは、2006年にサディスティック・ミカ・バンドがイベント的に再々結成した時、3代目ボーカルとして採用されたという事ですね。

YouTubeかなにかを通じて後日見たのですが、TV番組に出演した際に、加藤和彦氏が「洋楽に影響されたような語尾で歌いまわしをせず、ストレートに発声するのが素晴らしい」という趣旨の発言をしていたのですが、この曲を聴くと本当にそうだと思います。

ご存知のように、結婚情報誌ZEXYのCMソングです。

ピアノを中心としたサウンドですが、チューブラベルとチャーチオルガンが実に効果的に使われていて、まさに結婚式を思い浮かべてしまいます。

最初の方でハープシコードが使われていますが、ドラムが入るあたりで聴こえなくなります。このドラムが入るところ、最初のメロディ(これ、Aメロではなくサビか?)繰り返しあたりにするのが普通だと思うのですが、そこではなく、繰り返しに入って途中からなんですよね。カッコいいですね。

J-POPの常としてビンビンに音圧を上げてますが、どうやってこの雰囲気を出してるんだろうと今回も試行錯誤しました。よくわからないんですが、ドラムの録り方が多いいかなぁ。あと、ピアノしか鳴っていないように聴こえる所も、分からない程度にギターが入っているような気がします。

曲の始まり方なんですが、ハープシコードのイントロがあって、歌が始まる所でFからEbに転調しています。結構意表を突いた転調だと思うのですが、これは何なのでしょう?

最後にお断り。最後の最後にベルが鳴っているのを映像をキャプチャーした後で気づき、音源を修正して差し替えています。なのでその1発は映像には表示されていません。