半年前に10曲やりました関ジャム選考のJ-POP BESTですが、また続きをやります。

この企画、別にカウントダウン形式ではなく、僕が勝手にランダムに選んでいるので、何が出て来るのかは僕の気分次第となります。

というわけで、11回目は45位、RADWIMPSの前前前世(2016年)です。大ヒットアニメ映画「君の名は。」の挿入歌。なんか、2016年はこの曲と星野源さんの「恋」がやたら流行っていた気がしますね。

RADWIMPSの他の曲をあまり聴いた事がないので、確信を持ったことは言えないのだけど、J-POPのある種のバンドに、エレキギターをかき鳴らしてるだけっていう印象を持ってしまうのですね。

これはひょっとして、僕が齢をとってしまったからなのかな。ビートルズだって、その当時の大人たちからはそういう風に言われていたんだし。

ということで、演ってみました。

昔のバンドよりは明らかに歪み成分は増えてるよね。190bpmだからとっても速くてエネルギッシュ。あぁ若いっていいなぁ。

まず感心したのがドラマーのパワー。明らかに日本民族のノリではあるのだけど、このエネルギーには圧倒されます。

リードギター。イントロなどののリフ、エレキギターのリードって、単音主体で余計な響きを残さないような弾き方が普通だと思っていたけど、この曲はアルペジオ的に音を残す出し方でフレーズを作っています。昔のバンドには見られなかったようなフレージングで、こういうの今風なのかな。

イントロで音全体をブチブチっと切ってる部分があり、他にもそういう所があります。こういう手法、いつ頃から使われてるんでしょうね。メインボリュームを瞬間的に0にする手法、少なくとも僕は初めてやりました。

音作りとしてちょっと頑張ったのが2番のAメロで、オルガンが出てくるところかな。逆回転の音などを使いながら変化を出してます。オルガンもパンを使ってグルグル回しているし、型通りのコードを弾いていないのも面白い所かな。

RADWIMPSの顔といえば、野田洋次郎さんなんだけれど、実は僕がこの人を知ったのは朝ドラで俳優としてです。あぁ、この人が前前前世を作って歌った人なのか、と。

僕は作詞は評論できないけど、作曲に関しては、基本的なコードのみでAメロBメロサビとよく展開できるなぁ、という感じ。

と、ここまで書いてきて、Wikipediaでバンドを確認したら、いくつかあるジャンルの1つにポストパンクと書いてありました。なるほど、そういう事だったのね。