Focus1975年のアルバム、Mother Focusから、No Hang Upsです。

Mother Focusは、大作入りの前作ハンバーガー・コンチェルトと比べると小品集のようで、好みが分かれるのではと思いますが、僕はこっちのほうが好きです。
プログレというより、フュージョンの匂いがしますが、リー・リトナーがファーストアルバムを出したのが1976年、ラリー・カールトンがRoom335を出したのが1977年なので、こっちのほうが早いんですね。
収録曲はみんなそれなりの完成度で、これっていうのは難しいのですが、今回はギター中心の曲を選んでみました。

やってみてわかるのですが、ギターを淡々と弾いて、なんとなく同じフレーズを繰り返しているような印象があるのですが、毎回ちょっとずつ違うので、そこが大変だったかな。

なんというか、これ、ギター演歌ですね。
譜面を忠実に・・というよりは、如何にコブシを回して歌い上げるかという曲でしょうね。
のど自慢なんかで演歌の達人が、タメというか、メロディを少し遅らせて情感たっぷりに歌ってるのがありますが、やりすぎなのはあまり好きじゃない。かといって小学唱歌のようにテンポぴったりってのも機械的で味がなくなってしまいます。そのサジ加減が難しいんじゃないかな。

と、迷いながら弾いたら、結構小学唱歌になっちゃいました(笑)。

例によってギター用Backing TrackもYoutubeにアップロードしましたので、コブシを回して弾いてみてくださいませ。

それと、メロトロンじゃなくてストリングアンサンブルが入っているので、あぁ、時代の転換期だったのだなぁということを改めて気付かされます。