…And Then There Were Three…4曲目。

邦題は「銀世界」。ファンタジックな歌詞かと思いきや、Snowboundとは「雪に閉ざされて」とか「雪に行く手を阻まれて」みたいな意味だったりするのです。でも歌詞カードを見ると、そんなに怖い感じでもない。

例によってモヤモヤしてる録音ですが、静かな部分は12弦ギターを使ったジェネシスの専売特許を踏襲したサウンド。ハケットさんがいない分、音の複雑さはありませんが、エレピ系の音が雪のキラキラみたいで綺麗です。

この曲の聴きどころはサビへの入り口でジョワーンと上がるストリングス系シンセの音でしょうね。もうこれだけですべてを包み込んで持っていかれます。

先ほどのキラキラ系ですが、サビ中も活躍してます。高速アルペジオでキラキラ、キラキラ。この部分ではさらにエコーがかかっているようで、キラキラがこだましてます。

クレジットを見ると、この曲はラザフォードさん単独の作曲。

3人の内訳は、11曲中・・・
・共作 4曲
・バンクス単独 4曲
・ラザフォード単独 3曲
・コリンズ単独 0曲。
後期ジェネシスはフィル・コリンズのバンドと言われつつも、まだこの時期は作曲に関してはあまりリードしていた訳ではないことが分かります。
ちなみに、次作Dukeではフィル単独の曲も2曲と少し増えます。