前回に続き、アルバムHydraより、タイトル曲

アルバムの1曲目だけあって、カッコよく登場という雰囲気の作りになってます。オリジナル録音は、なにやら謎めいたSEがあったりして、SFかファンタジーっぽい始まり方になってます。

やってみて改めて気づきましたが、この曲意外とプログレしてます。

まぁ最初が7拍子ってのもあるのかもしれませんが、ビヨーンというシンセの低音とTOTOお得意のシンセブラスがファンファーレっぽく鳴り響きます。

本題に入る1拍前にポイっていう音が入ってます。なにで出してるんでしょう? ギターの弦を擦った音にも聴こえますが、やってみてもこの音みたいには鳴らないです。

まぁいいか、あまり深く考えるほどでもないです。

Aメロでのギターはピッキングする右手の腹で弦を軽くミュートするのですが、うーん、あまり上手くできない。

続いてギターの低音リフがあってコーラス。

歌の後には3小節で1周するフレーズがあって、4拍目が6連符の細かいリフが続きます。

で、最初のパターンに戻り。

長い曲っていう印象がありますが、構造は意外に簡単ですね。

もちろん、細かいところにバリエーションをつけて単調にはならないようにしています。3回目のコーラスでオルガンとピアノで高音を連打したり、エンディング前にあるオープニングと同じ部分ではピアノにキラキラする音が入っていたりします。

エンディングのシンセブラスが、それまでにも出てきたフレーズを追いかけるように重ねて使っているのがちょっとカッコよい。

アルバムのジャケット写真もSFかファンタジー風の騎士だったりして、狙った感があるのですが、こういうの誰の趣味だったのでしょうね。

当時、ルックス的にはボーカルのボビー・キンボールよりも、ギターのスティーブ・ルカサーのほうがイケ面っぽかったですが、後年、ヒゲのオヤジになって、なんというかパパイヤ鈴木さんみたいね。

あ、いや、ギターはむちゃくちゃウマイんですが・・・