TOTO、1979年のヒット曲

TOTOの2枚目のアルバム、Hydraからです。

僕はアルバムをちゃんと聴いたのはIVより後だったのですが、99は何故か知っていました。多分ラジオで聴いていたのでしょう。

TOTOの曲、何気に女性の名前が多いですが、この99も女性の名前らしいですね。ジョージ・ルーカスの処女作映画「THX-1138」に影響を受けているという事で、名前も数字になってしまっている世界を描いたSFということらしい。ふむ、納得。

曲はイントロとAメロ、サビ、イントロ同様のエンディングしかありません。途中から1音上がりますが、Aメロが何回も繰り返されるし、タタ、タタタタ、タタタタのピアノが印象的で、脳内エンドレス再生をもよおす中毒性のある曲です。

リズムは一見単純ですが、アクセントにカウベルが使われていて、ちょいと工夫されています。これにスラップ入りベースが絡みます。今までスラップを無視してコピーしちゃうことが多かったのですが、この曲のサウンドの要になっていますので頑張ってみました。・・・と言っても、スラップのペンと弾く音のみをそういう音色に割り当てているだけですが、うん、なんかそれっぽくなった。

Aメロのギターはピアノとは違うコードでテンション的な音を加えています。これもちょいと工夫した音作りです。こういうところがプロなんだと思います。

スティーブ・ポーカロのキーボードですが、ストリングスとブラスの中間のような音色を使ってます。それとお得意のシンセブラスですね。

エンディングはギターがフラメンコ風味。ピアノも時々オクターブ上を使って変化をつけます。次第にリズムが3連になってきます。最後はベースが短いソロを披露してお終い。

アルバムHydraには、99以外にもHydra、St. George and the Dragon、White Sisterなど、おなじみの曲が多いですね。またなんかやってみます。