サージェント・ペッパーズ4曲目です。

Getting Betterはコーラス主体の曲なので、演奏はどうなんだろう・・・、という心配はありましたが、演ってみるとやっぱり素晴らしいです。

まず目に(耳に)付くのは、高音でハンマーのように鳴っているギターです。

オクターブ重ねているので、当初オクターブ奏法で弾いてみましたが、クリアに響きません。基本的に拍の頭打ちで、時々チャッカと入るのですが、これがオクターブで同時でないことがあるので、これは別々に弾いた方がよいと思い、2トラック使いました。

ギターのコード譜なんかを見ると、割と頻繁にコードが変わるので、弾きづらいと感じた人も多いのではと思いますが、コード譜ってなんでもかんでもギターコードにしちゃうので実際に弾いているのと全然違っていたりします。

コード譜でAメロでは2拍毎にG-C-G-Cって書いてあります。まぁウソじゃないんですが、実際のメインのギターはコードなんて弾いてません。

ルートのG音を鳴らしてレ-ミ-ソ&ドとリフをゆったりと弾いてます。ベースはオクターブでずっとGです。要は基本Gなんです。

ハンマーギターが入り出すBメロ、コード譜だとC-Dm-Em-Fってなっています。おそらくギターはそうカッティングしています。

が、ここはエレピがカギを握っていて、ずっと低いC音を鳴らしています。なので、DmはF的にも聴こえますし、EmはC△的に響きます。なかなか繊細なのです。

そして、中間部にはインド楽器がぎょい～んと響き渡ります。すごく効果的。これだけでなく、ここから入るボンゴの音。インドの音と混ざるととっても神秘的です。

エレピがちょっと気になったので調べてみました。

Wikipediaにはピアネットって書いてあります。あのクラビネットで有名なホーナー社が作ったものですね。元々ハーモニカの会社なのです。ハーモニカのリードのようなものに吸盤が吸い付いていて、キーを押すと吸盤が離れて振動します。その音をピックアップで拾っているんですね。

あ～、なんかこれ大昔にどこかで弾いたことがあるかもしれない。

フェンダー・ローズは音叉をハンマーでたたくのでピアノなんですが、ピアネット方は、キークリック感があるんですよ。何とも不思議な感触な鍵盤楽器だったような。