今期Stevie Wonder 10曲目、最終回です。アルバムIn Square Circleより。

1986年、R&Bではなく、米アダルトコンテンポラリー部門の1位です。

アルバムの他の曲と雰囲気が違うなと思っていましたが、Wikiに「元々シークレット・ライフのアウトテイクだったものをその後に再録」との記述があり、納得しました。アコースティックな感じ、自然からのサンプリング音などが入っています(サンプリング技術は’80年代のものですが)。

ドラムのスネアの代わりに入っているのが水が滴るような音。これ、なかなか強敵で、同じような音は探せず。ちょっと似た音で代用しています。何だと思います? アコースティックギターの弦の擦れる音を少し加工しています。

ピアノですが、バッキングで弾いてるのと、メロディをなぞっているのと少し違うのかなぁと思い、別トラックにしており、少しコーラスがかかっています。

間奏のみに、モノシンセが使われています。オクターブのポルタメントがはやり水の滴る感じを出してますね。

で、やはり秀逸なのはストリングアレンジと、ここぞという所を盛り上げるハープです。

ということで、毎年少しづつやってきたスティービー・ワンダーですが、これまで64曲をカバーしました。

Overjoyed以降、スティービーは、R&B部門ではヒットを出してはいるものの、総合的なヒットにはならなくなっています。僕も、キャラクターズからタイム・トゥ・ラヴまで一応買ってはいるものの、あまり聴いていません。なんででしょうね?

なので、今回を持ってスティービー・ワンダーのカバーは一応終了です。絶対やらないとは言わないけど・・・