今期シカゴ12曲目。今回で最後にします。
1982年、Chicago 16より。邦題「素直になれなくて」。

ピーター・セテラのAOR路線の曲です。前回やったIf You Leave Me Now以降、何曲かヒット曲を続けていたのですが、次第に陰りが見え始め・・・。という中でデヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎えて作ったChicago16。

こと、この曲に関しては、ピーターとドラムのダニー・セラフィン以外のメンバーは演奏しておらず、デヴィッド・フォスター、Totoのメンバーから3人、オーケストラ、ということなので、もはやシカゴと呼んでいいものか? あ、でもハモリで歌ってはいるのか。

この曲に続けて、ブラス中心のGet Awayという曲がメドレーとなっているんですが、カットされてしまうことが多いみたいですね(僕もサボってますし)。

ドラムはダニー・セラフィンがたたいているということですが、これ、ベーシックな4拍子をたたいてるだけですね。あの手数の多いダニー・セラフィンとは思えないほどのストイックぶりです。

ベースもシンセベースっぽい音がしてます。ピーターは歌だけなのかな?

曲はAメロ、Bメロ、サビという洋楽としては珍しい構成なんですが、ドラムの入った2番はBメロを繰り返していて倍の長さになってます。

終盤に転調して盛り上がるんですが、こんな高い声よく出ますね。そして短いギターソロ。死亡したテリー・キャスとは全く異なるテイスト。あ、これ、スティーブ・ルカサーなのね。なるほど。

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この前、WBCを見ていて、NipponExpress(日本通運)のCMソングが何回も流れていました。チェルシーとゲイブ・マクネアという人たちが歌う「Power for You」という曲なのだそうですが、どうにもこの曲、「Hard To Say I’m Sorry」に聴こえてしまうんですよねぇ。

「Hard To Say I’m Sorry」はもう40年も前の曲なので、そういうもやもやを感じる僕のほうが少数派なんでしょうけどねぇ。