結束バンド5曲目。5話と8話、STARRYでのオーディション、ライブで演奏された曲
劇中に2回登場しているので人気の高い曲です。
5話にして初めてまともな演奏シーンで、作詞は、ぼっちこと、後藤ひとりという設定です。なんじゃこの痛いタイトルは・・・という曲なのですが、アニメを全話見終わってから改めて歌詞を読むと、ぼっちちゃんの世界観を的確に表現しているということがわかります。
193bpmという超絶に速いテンポで、基本的には8ビートなのですが16ビートで刻んでいる箇所も結構あり、すごいと言わざるを得ません。イントロから歌に入るところの喜多ギターが完全に16ビートのカッティングとなっており、こんなのかなりの熟練者じゃなきゃ無理だろうと思います。
歌い始めはギターがなく、キックとフロアタム連打。ベースが唸って、さながら雷ゴロゴロって感じなのかな? 「春と秋どこいっちゃったんだよ」とか、「何きりゃいいんだろ」とか言ってますが、お前いつでもピンクジャージだろって突っ込みたくなりますな。
「エリクサーに張り替える」てのはおそらくギタリストしか分からないと思います。エリクサーってのはちょっと高めのギターの弦のブランドですね。実際の作詞のZAQさんはピアノの人ですが、こういうのは何故か知ってるんですね。
終盤のブレイクで、「聞いて」から「聴けよ」と命令形になって半音上がるんですが、ここがグッとくるポイントかな。こういう陰キャな歌詞をリア充が歌うってのがおもしろいんですね。
さて、ぼっちのギター、5曲目ともなれば、だいたい傾向はつかめてきました。が、この曲は緩急、強弱が結構あるため、音色の切り替えが必要になってます。
Bメロのバックは高い3つの音でのアルペジオみたいになっています。繰り返す3つ目の音が上下しますが、4拍子なので、1つずつずれていきます。単純な繰り返しじゃないので、あれっ、どこが半音下がるんだっけ、ってなります。リズムは単純ですが、覚えるのに頭使いますね、これ。
ではいつものように、マイナスワンも。