松任谷由実 – 宇宙図書館

今期ユーミン5曲目。2016年のアルバム「宇宙図書館」より。

前のアルバムより3年ぶりになってます。以前よりアルバムを発表するスパンが長くなってきてます。

今期のユーミンはゆったりとしたものが続いてます。今回、ちょっとハードな曲を狙おうとも思ったのですが、やはりこの曲を選ばざるを得なかった。

これ、今までにない路線の曲調かも。

宇宙図書館というコンセプト、今までもVOYAGERとかESPERとかそういうのはあったのですが、それが曲調にまではっきり反映されているのは今までなかったように思います。

この不思議メロディ&ハーモニーはサビのところ。

ドレミファをいっぺんに鳴らしたような色づかいの入り。半音での上下を繰り返し。単純にコードとメロディで表すことができないハーモニーが、複数の楽器+コーラスで構成されてます。ベースのフレーズがうまくできていて、エレピでの半音で上下する和音を包み込んでまとめています。

サビ後のエレピのコードが下がってきて不安定な感じになりますが、なぜかまた新鮮な感じで次のAメロにつながります。すごいですね。

音色としては基本的な楽器以外に、イントロ/アウトロでのエレピを補完する音、2番以降のAメロのエレピを補強するホワホワ音が重なっています。ホワホワ音はギターにエフェクターかけるのかと思ったのですが、なんかうまくいかなくて、シンセのプリセットをもとにだいぶ音色をいじってます。こういうヤツの音作り、楽しいですが、手間はかかるんですよねぇ。

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