ジャムスペース用の曲です。

矢野顕子さんは1976年アルバムJAPANESE GIRLで鮮烈なデビューをしましたが、ユーミン同様ティンパンアレイがバックを務めていたことがあるようです(ただし松任谷正隆さん以外)。3枚のスタジオアルバムを作り、その3枚目制作後のライブで坂本龍一と急接近することになったという事なんですが、ということは細野晴臣さんが共通点ということになりますね。

で、4枚目から坂本龍一との共同プロデュースということで、作られた2枚組の大作が「ごはんができたよ」で、そのオープニングを飾るのが今回の「ひとつだけ」です。

そもそも言葉を喋るようにピアノを弾く人なので、ピアノのタッチも独特で、ポロンポロンと軽やかですね。毎回弾き方が変わるのでコピーは大変ですが。

そこに乗っているのが電子楽器群なのですが、これはおそらく坂本龍一さんが手掛けているのだろうからYMOそのものと言っても良いのでしょうね。なかなか雰囲気を出すのは難しい。

イントロに超高音のストリングス系の音が入っていますが、危うく聴き逃すところでした、老人キラーです。聴力、まだ大丈夫かなぁ。

ギターですが、サビで歪み多めなブリッジミュートでザクザクとリズムを刻んでます。2番のA’メロではクリーンで偶数拍のリズム弾き。

この曲、アルバム2曲目とオーバーラップしているのですが、この曲のエンディングがつなぎになっています。ここの演奏も余韻があって、ピアノ以外にもストリングスがうっすら入っていて捨てがたいです。ピアノの演奏でも聴かせる人ですね。

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ということで、y-bassさん、yukaさんとのコラボバージョンをどうぞ。